取扱いについて
<オイルフィニッシュのもの>
・使用前にさっと水洗いをすると、食品によるシミがつきにくくなります。
木の導管に水分を含ませることで、ごはんなどのくっつきやすい食材もつきにくくなります。
・使用後は普段使いの食器と同様に洗剤洗いでかまいません。
タワシや研磨力の強いものは傷がついてしまいますのでご注意を。
・水気はよく拭きとって保管してください。
湿度の高いところでの保管はカビの原因になりますので避けてください。
カビは木の内部までひろがりますので修繕が困難になります。
木材には調湿機能が備わっていて、水分を吸ったり吐いたりしながら含水率を自ら保っています。
それが、木が呼吸する生き物だとたとえられる由縁です。
ですが、極端な乾燥や湿気には対応できず、割れやカビの原因となります。
人と同じように思っていただければ扱いはとてもわかりやすくなります。
濡れたら拭いてあげて、乾燥したら潤いを与えてあげるなど、オイルメンテナンスをすることで、
長く美しい姿を保つことができます。
メンテナンス用オイルついて
オイル=油 は大きく分けると三種類の性質に分けられてます。
メンテナンスにおすすめするのは乾性油です。
乾性油(乾く油)
酸素との化学反応で固まる油。
オイルフィニッシュの仕上げとして、家具や、楽器などのメンテナンスオイルとしても広く使用されています。
(えごま油、くるみ油、亜麻仁油、桐油、紅花油など)
不乾性油(乾かない油)
乾くことがないため、さらさらとした手触りで保護膜として使用できます。
ただし、テーブルクロスなど触れるものに油が移るので注意が必要です。
(オリーブ油、椿油、など)
半乾性油(完全には乾かない油)
多少乾いても、完全に固まることがないため、べたべたとしてきます。
メンテナンス用にはおすすめしません。
(コーン油、サラダ油、ゴマ油、菜種油、大豆油、など)
個人的なおすすめは、えごま油かくるみ油です。
お手入れ用にわざわざ買うのはちょっと、、という方もドレッシングに使用したり料理にも幅広く活躍してくれるオイルですのでどうぞお試しください。